卓球女子で日本のエースの福原愛(21=ANA)が13日、中国合宿から成田空港に帰国した。07年4月に入学した早大を中退することについて「ロンドン五輪まで、(世界の)トップ20は維持したい。そのためには両立は難しい」と、初めて自身の考えを明かした。今月末には退学届けを提出し、卓球一本の人生を選ぶ。

 昨年だけでも年間20大会以上に出場し、合宿も含めれば、自由になる時間は年間十数日だった。わずかな時間を縫って、長野で行われたキャンプなど学校行事にも参加した。しかし、「卒業するには、日本代表をやめる以外にない」と、苦渋の決断で卓球だけの生活を選んだ。

 福原は15日に、今度はドイツオープン出場のために日本を出発する。