東日本大震災の被災地のスケート復興支援を目的としたフィギュアスケートの慈善演技会が29日、名古屋市邦和スポーツランドで行われ、被災地の仙台市出身の羽生結弦(16=東北高)や、村上佳菜子(16=中京大中京高)らが出演、約1200人が集まった。

 震災の影響で練習場の確保が難しいという羽生は、情感たっぷりの演技を披露。来季に向け「どんな試合でも、滑れる喜びを忘れないようにしたい」と話した。

 入場者の募金や慈善オークションで集まった約150万円は、日本スケート連盟を通じて被災地のリンクの補修費用などに充てられる。