柔道の世界選手権(8月・パリ)日本男子代表がロンドン五輪開幕までちょうど1年となった27日、広島県東広島市で強化合宿を公開し、100キロ超級の鈴木桂治(31=国士舘大教)や連覇を目指す66キロ級の森下純平(21=筑波大)らが実戦形式の乱取りなどを精力的にこなした。

 昨年はノーマークの中を勝ち上がった森下。最近は外国勢に研究されていることを実感しており、「挑戦者の気持ちでやる。昨年のように無心で挑みたい」と表情を引き締める。昨年は90キロ級で銀メダルだった西山大希(20=筑波大)は左肩痛を抱えているが、「世界の頂点はすぐそこだと思っている」と強気に話した。