社会人ラグビーの釜石SWが30日、岩手県釜石市陸上競技場で、同じトップイースト1部に所属するクボタと今季初のプレシーズンマッチを行い、5-40で敗れた。雨でグラウンドがぬかるむ中、細かなミスを連発。何度もゴール前に迫りながら、得点は終了間際にフッカー渡辺潤一(26)が奪った1トライのみに終わった。今季から主将に就任したフランカー佐伯悠(26)は「最後の詰めが課題。とりきる、という意識を練習から持たなければ」と話した。クボタは被災地支援として、ラグビー部員以外に社員50人を動員し、売店のテントなどを設置。31日には釜石市内でボランティア活動も行うという。

 また、この試合の前後には中学生4チームによる対抗戦を実施。東京から参加した青山学院中等部に所属する長男の応援のため、蓮舫・前行政刷新相が同競技場を訪れた。