23日に開幕する柔道の世界選手権日本代表が18日、成田空港発の航空機で開催地のパリへ出発した。男子100キロ級で2連覇を目指す穴井隆将(天理大職)は「チャンピオンにならないと意味がない。昨年(の世界選手権)と比べ、気持ちに比較的余裕がある。結果にこだわりたい」と意気込みを述べた。

 6月に左手小指を脱臼したが「けがをして、見えてきた良さもある。いつものように釣り手が使えなくても、動いて、足技を使うこともできる」と語った。

 100キロ超級の鈴木桂治(国士舘大教)は「自分自身に期待している」と気合十分。金メダルが有力視される女子48キロ級で、2大会連続の頂点を狙う浅見八瑠奈(コマツ)は「ロンドン五輪のことを考えると、今回の大会は重要になる」と気持ちを引き締めた。