<バスケットボール女子ロンドン五輪アジア予選兼アジア選手権:日本62-76中国>◇6日目◇27日◇長崎・大村市体育文化センター◇観衆1850人

 日本の司令塔が奮闘した。PG吉田亜沙美(23=JX)は両チームで最も低い165センチの体で果敢にゴール下へ飛び込み、14得点した主将の大神(おおが)に次ぐチーム2番目の11点。それでも勝利につながらず「勝てた試合だった」と涙した。

 1次リーグの試合中に右太ももを打撲し、24日インド戦から2試合連続で欠場。この日はチームで最も多い37分以上出場し、最後は足を引きずりながらプレーした。

 「もちろん負けちゃいけないと全員が同じことを思っていたけど、結果がすべて。高さで勝てなかったのは確かだし、入り方からもっとしっかりしないと。悔しいです」。後半だけなら41-38と中国を上回っただけに、前半の出遅れを悔やんでいた。