<ラグビー・トップリーグ:神戸製鋼38-17NEC>◇29日◇金鳥スタ

 神戸製鋼が開幕白星を挙げた。前半3分にフランカー橋本大輝(24)が先制トライを挙げると、同19分にはロック谷口到(27)、同27分にNO8マパカイトロ・パスカ(31)、同32分にもSOピーター・グランド(27)が次々とトライを重ねた。前半だけで4トライを挙げてNECを圧倒した。

 後半25分にはCTBジェーソン・カワウ(30)が自陣で相手ボールを拾って、50メートル以上を独走してダメ押しトライを決めた。

 トップリーグ元年の03年以来、8季ぶりの優勝へ上々の滑り出し。日本代表でW杯メンバーのプロップ平島久照(28)は「前半はやりたいことができた。この勝ちは大きい。我慢強く戦うことができた」と収穫を口にした。

 FB正面健司(28)も「5トライ以上を挙げて、失ったトライが2トライ以下に抑えることができた。目標は達成できたと思う」と笑みをこぼした。