<体操:W杯シリーズ東京大会>◇27日◇東京・両国国技館

 体操の世界選手権で史上初の男子個人総合3連覇を果たした内村航平(22=コナミ)が圧勝した。最終種目の鉄棒では、12年ロンドン五輪に向けたG難度のカッシーナ(伸身コバチ1回ひねり)を入れた新構成を披露。個人総合決勝の鉄棒としては、自身2番目に高い15・933点をマーク。合計で93・565点で、2位の世界選手権個人総合銀メダルのボイ(ドイツ)に3・467点の大差をつけて余裕の優勝となった。

 しかし、内村は「6種目大きなミスなくできたことは良かったけど、着地が1個も止められなかったのが残念」。会場が若干、寒かったため「体が少し動かなかったのかもしれない」と反省していた。

 この優勝で、内村の個人総合は08年全日本学生で2位に終わって以来、18連勝となった。