2014年ソチ冬季五輪で初採用されるフィギュアスケート団体の出場10カ国・地域は、来季の世界選手権や13~14年シーズンのグランプリ(GP)シリーズで獲得したポイントの合計で決まることが13日までに分かった。

 国際スケート連盟は、来季の世界選手権なら1位に1200点、2位に1080点などと大会の格と順位に応じてポイントを決めている。ポイントを獲得できる大会は2シーズンにまたがり、各国・地域はシーズンごとに男子、女子、ペア、アイスダンスの各種目で最も良い成績を残した選手または組のポイント合計で出場枠を争う。

 日本は男女にトップ選手をそろえるが、ペアで高橋成美(木下ク)と組むマービン・トランはカナダ人のため、現状では日本代表として五輪に出場できず、アイスダンスも弱点。五輪の団体は4種目のうち3種目に出場すればいいが、日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア委員長は「男女だけでは勝てない。メダルを取るなら全種目に出場することが必要。ペア、アイスダンスを強化したい」と話した。