<テニス:全豪オープン>◇2日目◇17日◇オーストラリア、メルボルン・ナショナルテニスセンター◇男子シングルス1回戦

 日本のエースで、世界26位の錦織圭(22=フリー)が初戦を快勝した。同106位のステファン・ロベール(31=フランス)に6-1、7-6、6-0の1時間52分でストレート勝ち。スタートから4ゲームを連取するなど、絶好調の滑り出しで、力の差を見せつけた。第2セットは、相手のレベルも上がり、やや集中力も切れた錦織だったが、3-5から逆転。「出だしから良くて、1、3セット目は理想のテニスができた」と、勝利を喜んだ。

 今大会は第24シード。戦後の日本男子として初めて、本シード(外国人シードを除く)がついた。しかし、「それほど意識はしないようにしている。これが普通になってほしい」と、大きなプレッシャーを自分にかけないように努めている。

 この日の気温は35度を超え、コート上は50度以上にもなった。「ストレートで勝ててうれしい。次も頑張る」。真っ赤に火照った顔に笑みを浮かべ、自信をのぞかせた。