ロンドン五輪で日本選手団団長を務める日本オリンピック委員会(JOC)の上村春樹選手強化本部長は14日、メダル獲得が期待される競技団体への聞き取り調査を終え「現状で金メダルの実力は10~12個ぐらい」と分析した。日本は金メダル数で世界5位の目標を達成するには、金15個が目安としている。

 13日から2日間で各団体から目標設定や要望を聞いた上村本部長は「このままでは厳しいが、残り半年で上向く確信はできた」と説明した。「柔道、レスリング、体操、水泳に加え、陸上、セーリング、射撃、サッカー女子で確実にメダルを取ってほしい」と期待した。