<W杯スキー:距離>◇最終戦◇初日◇14日◇ストックホルム

 スプリント・クラシカル(1キロ)を行い、男子は今季からW杯に参戦した20歳の宮沢大志(早大)が自己最高の11位に入った。宮沢は28位で予選を通過。決勝トーナメントの準々決勝も突破し、準決勝では敗れた。

 宮沢が初の決勝トーナメントに進み、健闘した。準々決勝は序盤から続いた競り合いをラスト勝負で制して、この組2位。進んだ準決勝は完敗したものの「自分でも驚いているが気持ちいい」と声を弾ませた。

 今季から挑戦したW杯は2戦とも下位に低迷し、力の差を思い知った。主に日本で行われたファーイースト杯で総合優勝して今大会の出場権をつかむと、体調をしっかり合わせた。伸び盛りの若手は、上位に食らい付くことを目標に挙げ「自分がどれくらい戦えるか見たい」とさらに上を目指す。