柔道女子のロンドン五輪代表候補らが28日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を公開し、48キロ級で世界選手権2連覇の浅見八瑠奈(コマツ)は「もう2度とないという覚悟をもち、絶対にロンドン五輪に出たい」と初の五輪代表入りへ強い決意を示した。

 1月に左膝を負傷して調整の遅れが懸念されたが、乱取りでは足技で積極的に攻める柔道を披露。最終選考会の全日本選抜体重別選手権(5月12、13日・福岡国際センター)に向け「自分が世界チャンピオンなんだというプライドを持って闘う」と言い切った。

 北京五輪52キロ級銅メダルの中村美里(三井住友海上)は安定感十分の動き。「ロンドンは北京の悔しさを晴らす場。絶対に出たい」と話した。