<ラグビー:全早慶明東日本大震災チャリティーマッチ>◇15日◇東京・秩父宮ラグビー場

 全慶大は29-21で全明大に勝ち、12-17で全早大に敗れ、1勝1敗だった。

 OBと現役選手の混成チームで、慶大の田中真一監督は「いろんな時代の選手がいるが、慶応のラグビーの根っこにあるのは、ひたむきさと魂のタックルの2つだけ」と話し、選手を送り出したという。

 また、試合後には「この3校は日本ラグビー界を担っていく責任がある」とあらためて宣言。昨年度の大学選手権では、この伝統校3校がいずれも2回戦敗退。伝統校の「早慶明」が1校も準決勝に残れないという、大会史上初の憂き目にあった。そんな背景もあり、田中監督は「今季は1月2日(準決勝)に3校そろい踏みで、国立を満杯にしたい」とも話していた。