<レスリング:ロンドン五輪世界最終予選>◇4日◇ヘルシンキ

 男子フリースタイル96キロ級で27歳の磯川孝生(徳山大職)が2位で上位2人に与えられる五輪出場枠を獲得し、日本協会の選考基準で初の五輪代表に決まった。国際連盟が2002年に階級区分を変更し、フリー96キロ級となってからは日本勢の五輪出場は初めて。

 1回戦からの3試合を勝った磯川は準決勝でルーマニア選手を下して五輪出場を決めたが、決勝でモルドバ選手に敗れた。日本男子の五輪出場はフリーでは84キロ級と120キロ級を除いた5階級となり、グレコローマンスタイルの4階級と合わせると計9階級となった。