パナソニックが、バドミントン部とバスケットボール部を経営合理化の一環で来年3月いっぱいで休部すると決めたことが21日、分かった。

 バドミントン部は子会社化した三洋電機が1980年に創部。日本リーグでの優勝は15回を数える強豪で、「オグシオ」の愛称で知られた北京五輪女子ダブルス代表の小椋久美子、潮田玲子(現日本ユニシス)もかつて所属した。

 関係者によると、正社員の選手や指導陣の雇用は三洋電機で継続されるが、現役続行を希望する選手は移籍先を探す。

 国内での活動は年内の日本リーグで終了するが、来年3月までは大阪府大東市の専用体育館で練習を続け、国際大会には参加する。

 バスケットボール部も日本リーグ優勝13回の名門。すでに来年始まるナショナルバスケットボールリーグ(NBL)への不参加を伝えていた。