<フィギュアスケート:ネーベルホルン杯兼ソチ冬季五輪予選>◇第2日◇27日◇ドイツ・オーベルストドルフ

 女子で4月の女児出産を経て約2年ぶりの復帰戦となった元世界選手権女王の安藤美姫(新横浜プリンスク)は合計162・86点で2位となった。

 前日のショートプログラム(SP)2位の安藤はフリーでは4種類の3回転ジャンプを決め、103・07点で4位。技術点で48・07点を稼ぎ、SPに続いて国際スケート連盟(ISU)が五輪出場の条件に定めた最低技術点(36点)を超えた。

 ISUの年齢制限でソチ五輪の出場資格がない14歳のエレーナ・ラディオノワ(ロシア)がSP、フリーともに1位の188・21点で優勝した。

 ペアの高橋成美、木原龍一組(木下ク)はフリーでジャンプのミスが相次ぎ、合計129・54点で11位。五輪出場枠を争った組の中で5番手にとどまり、残り4つだった五輪枠を逃した。