ラグビーのアジア5カ国対抗(5月)で2015年のワールドカップ(W杯)出場権獲得を目指す日本代表の新主将に、FWのリーチ・マイケル(東芝)が就くことが8日、決まった。

 日本協会によると、外国出身選手の主将はアンドルー・マコーミック氏以来2人目。リーチは代表の合宿が行われている長野県上田市菅平高原で「責任を感じる。プレーでチームを引っ張りたい」と決意を述べた。

 ニュージーランド出身で25歳のリーチは北海道・札幌山の手高、東海大を経て東芝入り。代表では29キャップを保持し、11年ワールドカップ(W杯)ニュージーランド大会に22歳で出場。昨年日本国籍を取得した。

 ジョーンズ代表ヘッドコーチは「チームが前進するために必要と考えた。手本となれる選手」と説明した。

 リーチは打診を受けた際、これまで主将だった広瀬俊朗(東芝)らに相談して覚悟を決めたという。故郷を離れて日本代表のリーダーとなったことに「縁だと思う」と笑みをこぼし、「昨年はけがが多かった。主将は練習から常にプレーしないと駄目。いいパフォーマンスをしたい」と話した。