ソチ冬季五輪ノルディックスキージャンプ男子団体で銅メダルを獲得した竹内択(26)が13日、故郷の長野県飯山市でパレードを行った。

 沿道に集まった約2500人からは「おめでとう」、「万歳!」と大きな歓声が上がった。

 白いオープンカーでJR飯山駅を出発。市中心部約1・5キロをゆっくりと進み、笑顔で手を振ったり、首からかけたメダルを高く掲げたりした。

 市民会館では、新たに創設された市民栄誉賞の贈呈式が開かれ、足立正則市長は「病気と闘う中で果敢に挑む姿は感動と勇気を与えてくれた」とたたえた。竹内は「雪深く自然が豊かな飯山で思いっきり体を動かせたことが自分のベース。メダルを地元に持ち帰ることができてうれしい」と喜びを語った。

 ジャンプ競技で竹内に指導してもらったことがあるという中学2年田中皓史さん(13)は「自分も活躍できるよう頑張りたい」と興奮した様子だった。