柔道の世界選手権(25~31日・チェリャビンスク=ロシア)に出場する男女日本代表が20日、成田空港から出発し、ロンドン五輪女子57キロ級覇者の松本薫(フォーリーフジャパン)は「気合が高まっている。新しい松本薫を見せて金メダルを取りたい」と誓った。

 昨年は3階級を制した男子の井上康生監督は「選手たちは非常にいい状態だ。選手、コーチ、スタッフ全員で集中して勝利をつかみにいく」と宣言し、25日に先陣を切る男子60キロ級の高藤直寿(東海大)は「現地でしっかりと仕上げる」と述べた。昨年は個人で金メダルゼロだった女子の南條充寿監督は「私も選手も早く試合がしたいと思っている」と意気込んだ。

 この日は大会前半に試合がある男子60~81キロ級、女子48~63キロ級の選手が出発。残りの選手は24日に日本を離れる。