日本スケート連盟会長で日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子・選手強化本部長(49)が23日、報道各社に「第22回オリンピック冬季大会に係る報道について」と題したファクスを送り、コメントを発表した。文書で「ソチ・オリンピック大会後の打ち上げにおける私の行動に関する報道により、多くの皆様にご迷惑、ご心配をおかけして、大変申し訳ございませんでした。心からおわびいたします」と謝罪した。

 橋本会長がソチ冬季五輪の閉会式後、選手村で開かれた打ち上げパーティーで、フィギュアスケート男子の高橋大輔(28=関大大学院)に抱きついてキスをする写真が20日発売の週刊文春に報じられていた。同会長はファクスで謝罪に続き「打ち上げは選手たちの健闘をたたえ、慰労するために設けたものでしたが、私の行動は甚だ軽率であったと深く反省しております。このたび頂戴したご批判、お叱りを真摯に受け止め、行動を慎んでまいる所存です」とした。

 すでに高橋は21日にこの件について「大人と大人がハメをはずしすぎたということで、お酒が入ってしまい、はしゃぎすぎてああなった。反省してますがパワハラ、セクハラとは一切、思ってない」と話した。JOCの竹田恒和会長も、報告を受けた上で「総合的に判断した結果、これ以上本件を問題にすることは考えておりません」とのコメントを発表している。