<体操:全日本団体選手権>◇第1日◇1日◇東京・代々木第1◇男女予選

 女子で、全日本選手権女子個人総合6連覇、北京、ロンドン五輪代表の元エース、鶴見虹子(22=日体大)が、昨年のこの大会以来、1年ぶりに実戦に復帰した。

 日体大のメンバーとして、段違い平行棒と平均台に出場。「すっごい緊張した」と、段違い平行棒で、バランスを崩すミスが出た。しかし、段違い平行棒が13・800点、平均台が13・650点と2種目を手堅くまとめ、チームに貢献した。「久々の試合で右腰がつった。でも器具を触ったらホッとした」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 鶴見は、4月に、床運動の練習中に左アキレスけんを断裂。手術し、9月に練習を始めたばかり。床運動と跳馬は、まだまったく練習をしていない。