フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦の中国杯で負傷したソチ五輪金メダリストの羽生結弦が、「頭部挫創、下顎挫創、腹部挫傷、左大腿挫傷、右足関節捻挫」と診断され、全治約2から3週間を要する見込みとなった。10日に日本スケート連盟が発表した。

 羽生は8日に行われたフリー直前の練習中に他選手と激突し、頭部などから流血していた。治療後に競技は行ったが、精密検査を受けるために9日に日本に緊急帰国していた。

 書面でコメントも発表し、「昨日帰国後、病院へ行き精密検査をおこないました。皆様にはご心配とご迷惑をおかけしてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいですが、まずは、ゆっくり休み治療したいと思います。今後のスケジュールについては、ケガの回復具合をみながら検討したいと思います」とした。

 今後は予定していたGPシリーズ第6戦NHK杯(28~30日、大阪・なみはやドーム)に出場するか、経過を見て判断する。