日本バスケットボール協会は12日の理事会で、男子の強豪で昨年12月に部内暴力事件があった前橋育英高(群馬)のバスケットボール部に3カ月の公式戦出場停止処分を科すことを決めた。

 処分は12日付で、同校が出場権を獲得している12月の全国高校選抜優勝大会は事件当時入学していなかった現1年生のみ出場を認める。

 前橋育英高では昨年12月に当時2年生だった部員2人が後輩部員に骨折の大けがを負わせたとして、ことし6月に傷害容疑で書類送検された。日本協会の裁定委員会は同校バスケットボール部で暴力行為が常態化していたことや、報告が遅れた点を問題視し、加害者の部員2人は戒告処分とした。