<スピードスケート:全日本選手権>◇20日◇帯広市・明治北海道十勝オーバル

 男子は中長距離界のエース、ウィリアムソン師円(19=日本電産サンキョー)が、5000メートルで国内最高記録となる6分25秒81で優勝するなど、初日首位に立った。

 1種目の500メートルは4位だったものの、得意の長距離で積極的なレースを展開し、自身の持つ記録を約4秒縮めた。W杯遠征から16日に帰国したばかりで状態は万全ではない。「この状態でまさか勝てるとは。世界のトップ選手は最初から突っ込んでいく。勇気を出して飛ばして行ったのが良かった」と振り返った。総合2位は一戸太郎(信州大)。

 女子は高木菜那(日本電産サンキョー)が、総合トップ。妹の美帆(日体大)が同2位につけた。

 大会は2日間の日程で短距離から長距離まで4種目のタイムを点数化し、総合成績で争う。