<フィギュアスケート:全日本選手権>◇最終日◇28日◇長野市ビッグハット◇女子フリー

 SP9位と出遅れた村上佳菜子はフリーも点数が伸びず、5大会ぶりに表彰台を逃し5位に終わった。

 演技後は「今までスケートした中でも(練習を)すごく追い込んだので、空っぽになったような大会」と空虚感に包まれたが、数時間後に世界選手権代表入りの吉報が届くと涙があふれた。

 浅田真央(中京大)が休養し、鈴木明子は引退。新エースの期待を背負ったが、10代選手の台頭は著しい。「下から追い上げられるのはつらいが、これを乗り越えたら輝ける。(世界選手権の)目標は表彰台」と巻き返しを誓った。