<アメリカンフットボール:日本選手権

 プルデンシャル生命杯第68回ライスボウル:富士通33-24関学大>◇3日◇東京ドーム

 学生代表の関学大が、4年連続で社会人王者の壁に屈した。

 昨年まで3年続けてオービックに敗れ、今年は初出場の富士通と対決。リードされながら第1Qに1度目、第3Qに2度目の逆転を見せて食らいついたが、最終第4Qに決勝TDを奪われて力尽きた。

 13年ぶり2度目の優勝はならず、鳥内監督は「あと1歩というよりも、地力のあるチームに対して、こっちがミスしてたんでは、しんどい」と渋い表情。RB鷺野聡主将(4年)は「オフェンスとしてはすごくうまくいった。ディフェンスもずっと我慢してやっていたけど、プラン通りいったのと、そうでないのがあった」と肩を落とした。鷺野がQB位置に入るなど、用意していたスペシャルプレーも随所で披露したが力及ばず。鷺野は「100%成功させなければ、スペシャルプレーの意味がない」と悔やんだ。