26日開幕のバスケットボール男子日本リーグに新加入するリンク栃木は8月31日、日本人初のNBA選手になった田臥勇太(27)と2年契約したと発表した。今春就任した加藤三彦監督(45)と田臥は、秋田・能代工高で96年から3年連続全国3冠を達成した「師弟コンビ」だ。加藤監督は就任会見で「欲しい選手の1番手に田臥を挙げた」と話していたが、サプライズが本当に実現した。

 田臥が米国でのプレーをあきらめたわけではない。契約には、海外からオファーがあった場合は移籍できる条項が加わった。山谷拓志社長は「10月にNBAから呼ばれれば、手放します。栃木を踏み台にしてほしい」と話した。田臥も「NBAでプレーする目標がある。今回の移籍もそれを考えてのこと。でも、今季は栃木で頑張る気持ちで帰ってきた。期待を背負っていきたい」とコメントした。