北京五輪陸上男子400メートルリレーで銅メダルを獲得した日本代表が、メンバーだけでなく走順も一掃して再スタートを切る可能性が出てきた。日本陸連は23日、東京・北区のナショナルトレーニングセンターで強化委員会と長距離・ロード特別対策委員会の合同会議を開催した。リレーのメンバーは、アンカーの朝原宣治氏が引退し、2走の末続慎吾が今季は休養。苅部俊二短距離部長は「世界選手権は決勝の常連になることが、課せられた使命。半分が抜けてしまうので、厳しい戦いになる。メンバーは、まだ固定していない。GPシリーズで、状況を見たい。走順もまだ分からない」と話した。世界選手権(8月、ベルリン)に向け、5月9日の国際GP大阪大会(長居)が、新チームのお披露目になる。