バンクーバー五輪スピードスケート代表の岡崎朋美(38=富士急)が、子づくりに専念するため、1年間休養することを明らかにした。17日、故郷の北海道・清里町で行われた4度目の町民栄誉賞授賞式に出席。「主人の希望でもある。1年間は子づくりのために休みたい」と宣言した。

 07年に結婚も五輪のために東京と山梨で別居生活だった。今は、夫の安武宏倫さん(41)の住む都内に引っ越し、主婦業を本格的に開始している。「14年ソチ五輪を考えれば、早めの方がいい。この年だし、少し体を休めたいのもある。長くやってきたのでこういう時期があっていいのかな」と話した。

 ゴールデンウイークは“子づくり合宿”に充てる。夫の安武さんが2日間、趣味のゴルフの予定が入っているため、全期間とはいかないが、夫婦水入らずで国内を旅行。岡崎は「まさかゴルフに行くとは…。子づくりにも暗雲ですよ」とおどけるが、夫の安武さんは「みんなに言ってプレッシャーにならないのかな?

 まあ、自分を追い込むのが好きですからね」と笑う。

 妊娠、出産となれば2年以上のブランクが空くことになる。6度目の五輪出場へリスクも大きいが、富士急の長田照正総監督は「気持ち、体力の衰えはない。2年間で戻ってくれば何の心配もない」と話していた。