フィギュア世界選手権金メダルの浅田真央(19=中京大)が、ライバル金妍児のコーチを務めたカナダ人のブライアン・オーサー氏(48)に、コーチ就任のオファーを出したと、韓国報道機関が23日報じた。ヤフー・コリアのスポーツ面トップで報じられた。金が所属するIBスポーツ幹部が「オーサー・コーチが浅田側からコーチ就任の打診を受けて現在悩んでいるところで、これは金にも知られている」と明かした。

 オーサー・コーチは、現在、金妍児との契約が終了。金が競技を続行するかどうかまだ結論が出ておらず、再契約の話も現時点ではないという。

 日本スケート連盟はこの日、都内でバンクーバー五輪メダリストおよび入賞者などの表彰式を開催。浅田は同連盟と日本オリンピック委員会(JOC)から、合わせて400万円の報奨金をもらい「来年の世界選手権で連覇を狙いたい」と話した。新コーチについて関係者は「5月末くらいまでには決めたい。1人じゃなく、分業制もあり得る」と話した。