日本男子テニスのエースで、世界ランク26位の錦織圭(22=フリー)が好ドローを引き当てた。16日開幕の4大大会初戦全豪オープン(メルボルン)の本戦組み合わせ抽選が13日、当地で行われた。73年の現行制度導入以来、4大大会で日本男子初のシード選手になった第24シードの錦織は、初戦で世界107位ステファン・ロベール(フランス)と対戦することが決まった。

 順当に勝ち上がれば3回戦で第12シードのシモン(フランス)、4回戦で第6シードのツォンガ(フランス)と対戦。準々決勝までトップ4との対戦はない。シモンとは過去対戦がなく、ツォンガとは1勝0敗。今週の非公式戦でも勝ち星を挙げており、全豪での日本男子80年ぶりのベスト8も夢ではない。初出場で同117位の伊藤竜馬(23)は同56位のスタラーチェ(イタリア)と初戦。女子では世界81位のクルム伊達公子(42)が同88位のダニリドゥ(ギリシャ)と、同51位の森田あゆみ(21)は第32シードのチェトコフスカ(チェコ)と1回戦で当たる。