<スーパーボウル:ペイトリオッツ28-24シーホークス>◇1日(日本時間2日)◇アリゾナ州グレンデール、フェニックス大学スタジアム

 第49回スーパーボウルは、AFC王者のペイトリオッツがNFC覇者シーホークスに逆転勝ちし、10季ぶり4度目の頂点に立った。2連覇を狙ったシーホークスは、終了間際に敵陣深く攻め込んだが、逆転TDを狙ったQBウィルソンのパスがインターセプトされて涙をのんだ。

 最後に犯した痛恨の判断ミスで、シーホークスの連覇の望みが消えた。4点を追う第4Q。残り26秒となっての第2ダウン。TDまであと1ヤードのところでQBウィルソンのパスがインターセプトされて力尽きた。エンドゾーンを目前にし、突破力のあるRBリンチに託してもいい場面。キャロル監督は「私以外に責められるべき人間はいない」、ウィルソンは「投げたのは自分」。リンチは「チームスポーツだから」と攻撃の選択を非難することはなかった。前半に2度追い付き、第3Qには10点のリードを奪ったが土壇場のミスで好機を手放した。キャロル監督は「受け入れるのはきつい」と声を落とした。