日本相撲協会が25日、文部科学省に対し、力士急死の再発防止策としてけいこ場から竹刀や木の棒などを撤去すると表明した。同協会が「長い歴史の中で、このような方針を出すのは初めて」とする施策に、各師匠はさまざまな反応を示した。

 阿武松親方(元関脇益荒雄)は「かなりショッキング。でも非があるのはこっち。甘んじて受けなければならない」と戸惑いの表情だった。

 尾車親方(元大関琴風)は「再発防止策が、どこか違った方向に行っている感じもする。指導法を考えていかなければいけない」と指摘する。

 5人の関取を持つ春日野親方(元関脇栃乃和歌)は「いつの時代も(たたくことなどを)やる人はやると思う。(角界)全体への影響はあまりないのでは」と話した。