日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月10日初日、両国国技館)の新番付を発表し、栃煌山(22=春日野)が新小結に昇進した。春日野部屋からは9年ぶり、現春日野親方が部屋を継承してからは初めての三役誕生となった。栃煌山は「やっと上がれたという感じです。うれしいです」。22歳の若さだが、何度か跳ね返された三役への壁を乗り越えてホッとした様子。同期で新関脇となった豪栄道とは高校時代からのライバルで「一時は少し離されましたが、三役になって同じところにきた」と話し、「(夏場所は)まずは勝ち越し。まだまだ上があるので、1つ1つ上を目指したい」と目標を掲げた。