日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月10日初日、両国国技館)の新番付を発表し、鶴竜(23=井筒)が新小結に昇進した。

 井筒部屋からは89年春場所の寺尾以来の新三役。現師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)が94年4月に部屋を継承後、初めての新小結が誕生した。また、モンゴル出身では07年春場所の時天空以来8人目。

 会見した鶴竜は「1つの目標を達成できたのでうれしい。(三役は)初めてなので、なってどうなのかは分かりませんが、場所に入ったら分かってくると思う」と話した。春場所は後半戦8連勝し、師匠ゆずりの前さばきと速攻に磨きがかかってきた。夏場所の抱負を聞かれ「チャレンジャーの気持ちで臨んでいきたい」と話した。