大相撲時津風部屋の序ノ口力士時太山(ときたいざん=当時17、本名斉藤俊(たかし)さん)の暴行死事件で傷害致死罪に問われ、名古屋地裁で懲役6年の実刑判決を言い渡された元親方山本順一被告(59)は29日午後、保釈された。

 山本被告は同日の判決後、名古屋拘置所に収監され、弁護側は即日控訴し同地裁に保釈請求していた。保釈保証金は前回保釈時の800万円に200万円上積みした1000万円。

 同日の地裁判決は、山本被告の兄弟子への暴行指示と死亡直前のぶつかりげいこの違法性などを認定。山本被告は今年3月、公判中に1度保釈されている。(共同)