大相撲の横綱審議委員会(横審)が27日、東京・両国国技館で行われた。約30分間、各委員が議論したが、代表して記者会見した鶴見卓彦委員長が、11度目の優勝を飾った白鵬を「腰が落ち着いて相手に相撲を取らせない。名横綱に近づいている」と高評価した。一方で綱とりに失敗した日馬富士については「星が伸ばせずに残念。重圧があったんでしょう」。13勝2敗で優勝に準ずる成績を収めた琴欧洲に関しては「今場所ぐらいの成績を続けていけば、いずれそういう(横綱昇進)話も出てくるでしょう」との見解を示した。