日本相撲協会の大島巡業部長(元大関旭国)は1日、東京・両国国技館で開いた師匠会で、巡業の朝げいこの出欠状況をチェックし、無断欠席などの場合は力士、師匠とも厳重注意する方針を伝えた。部屋持ち親方の集まる師匠会に、今回は関取も参加した。

 18日に横浜市で始まる秋巡業から、けいこの番数も数えるなど管理を厳しくする。夏巡業で横綱朝青龍が無断欠席するなど、内容が低調になっていることを問題視する同部長は「巡業は本場所と同じくらい大事。今まで少しひどすぎた」と改善を訴えた。武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)も「けがをしていても、お客さんに顔を見せることも大事。(改善しない場合は)理事会にも呼ぶ」と話した。

 説明を聞いた朝青龍は「巡業(先)のみなさんも待っているからね。でも、できる日とできない日があるからな」と神妙な面持ちだった。