日本相撲協会に解雇の撤回を求めている元露鵬は21日、代理人の塩谷安男弁護士と並んで原告側の席に座り、前理事長の北の湖親方(元横綱)の証言を見つめた。

 「原告、被告側ではなく、あくまで参考人として話をする」と言っていた同親方だが、この日は原告側からの出廷。まげをきれいに結い、青色の着物姿の元露鵬は「ありがたい。感謝しています」と神妙な表情で話した。相撲界に戻る気持ちしかないのかと報道陣に聞かれ、「そうです」と真っすぐ前を見つめた。

 元露鵬は最近の生活について、「ずっとトレーニング。今も体を鍛えている」と話し、体重は140キロを維持している。弟の元白露山はロシアに滞在中だという。