九州場所での新十両昇進となった深尾改め明瀬山(25=北の湖)が29日、都内の部屋で喜びの記者会見となった。昇進を機に改名したが、育ての親5人の名から命名した。明は父光明さんと母明美さん、瀬はプロ入りを誘われた木瀬親方(元前頭肥後ノ海)。山は幼稚園から相撲を教え込まれた中京クラブ監督と埼玉栄監督が、同性山田だったことから。小4、5とわんぱく横綱、日大では主将だった。「周りの支えがあってここまでこられた。2人の山田先生に会わなければ、今はなかった」と恩師に感謝した。幕下上位で壁にぶつかったが、木瀬部屋から移籍もしたが4カ月で開花。「ライバルも多く、けいこ量も増えた」と移籍効果を上げていた。