日本相撲協会は5日、東京・両国国技館で新弟子検査を実施し、36人が受検した。昨年の学生横綱で日体大4年の明月院秀政(22=九重)ら28人が、身長173センチ、体重75キロ以上の体格検査をパスした。幕下15枚目格付け出しデビューが決まっている明月院は「ショックですけど、早く八百長問題を解決してもらい、早く土俵に上がりたい。1日でも早く関取に上がるだけ。迷いはないです」。いまだに大学で稽古し、この日が初めての着物姿にも意欲満々だった。2月の体の小さい入門希望者対象の第2検査を通過した8人を加えた36人は、内臓検査の結果を経て、14日に合格者が発表される。