新横綱日馬富士(28=伊勢ケ浜)が、大関稀勢の里(26=鳴戸)にエールを送った。29日、東京・両国国技館で行われた元関脇栃乃洋の竹縄親方(38=春日野)の引退相撲に参加。「おめでとうございます」とあいさつに来た稀勢の里に「待ってます」と声を掛けたという。「一生懸命、一緒に稽古した。稀勢の里は、泣いて喜んでくれた」と半分冗談を交えて言った。

 一方の稀勢の里は「少しでも近づけるようにしないと。悔しさより、もっとやらなきゃいけないと気持ちを鼓舞された」と話した。

 新横綱はこの日、国技館で初めて、土俵入りを披露。「リラックスしてできた。でも、やっぱり緊張しますね」と話していた。