大相撲名古屋場所(7月7日初日、愛知県体育館)で綱とりに挑む大関稀勢の里(26=鳴戸)は28日、前日に続いて愛知・扶桑町の境川部屋へ出稽古に訪れた。

 休養日に充てた関脇豪栄道(27)は姿を見せなかったが、関脇妙義龍(26)、幕内豊響(28)と連続で計41番をこなし、妙義龍とは19勝4敗、豊響とは17勝1敗と圧倒した。ただ、勝ち負け以上にこだわっているのは稽古内容。「勝ち負けには必ず原因がある。こうすれば負けないとか、そういうことを稽古でやりきりたい」と意欲的だった。