<大相撲秋場所>◇千秋楽◇29日◇東京・両国国技館

 東前頭筆頭の松鳳山(29=松ケ根)が、西前頭7枚目の豊ノ島を下し、勝ち越しを決めた。

 立ち合いから激しい突き押し。相手のいなしに背中を向ける場面もあったが、立て直して突き倒した。取組前には三賞選考委員会で「勝てば」とされていた敢闘賞も、昨年九州場所以来2度目の受賞。「絶対に差されないと思って動いた。よく残ったと思う。勝ち越しはうれしいっすね。三役もいけそうなので、そのぶんしっかり踏ん張って相撲をとりたい」。

 故郷の福岡県で行われる九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)での三役復帰もつかみとった。