大相撲秋場所で4場所連続27度目の優勝を果たした横綱白鵬(28=宮城野)が30日、東京・墨田区の宮城野部屋で会見した。

 千秋楽から一夜明け「前回の4連覇はなんとしてもしてもする、頑張るんだとやってきた。今度の4連覇は自然の流れ」と2度目の4連覇を振り返った。2度目の5連覇をかける九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)に向けては、「眠たいです。少し休んでから」。14日目の稀勢の里戦で痛めた左目まぶたも、まだ腫れた状態だった。

 また、史上最速となる所要3場所新入幕で9勝した遠藤(22=追手風)に対し「期待通り勝ってくれた。お客さんも楽しめたんじゃない。9勝でも敢闘賞あげてもよかったんじゃないかな。旭天鵬関を1回転させて。あんな負け方みたことないし、相撲のうまさは文句がつけられない」。左足首のケガで14日目から途中休場した新鋭をたたえた。