日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で大相撲九州場所(11月14日初日、福岡国際センター)の番付編成会議を開き、新十両4人を含む十両昇進力士6人を発表した。

 平成2年生まれの高安(20=鳴戸)と舛ノ山(19=千賀ノ浦)が、同時に平成生まれ初の関取となった。ともに日本人の父とフィリピン人の母を持つだけに、以前から互いの存在を知っていた。関取第1号争いは引き分けに終わったが、舛ノ山は「入幕は先に行けるように頑張りたい」と、秋場所の番付に載った全700人の力士のうち、254人を占める平成生まれの先頭を走り続ける決意。高安も「同じ世代なので、励まし合って頑張りたい」と世代交代を起こすことを誓った。