泥沼の9連敗にあえぐソフトバンクの後半戦巻き返しに向け、日刊スポーツ評論家の浜名千広氏(53)が打順組み替えを提案した。開幕戦から続く「近藤-柳田」の並びを「柳田-近藤」の新編成など打線活性に向け「いろいろやってみるべき」と話した。
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トンネル脱出のカギはやはり打線だと思う。9連敗中は計15得点。僕が一番、思ったのは「近藤、柳田」の並びを逆にしてもいいんじゃないかな、ということだ。その理由は「得点圏打率」。近藤はリーグトップの4割。柳田は2割5分9厘。2人ともに出塁率は4割を超えているのだが、走者を得点圏に置いていかに生還させるか、ということについては明白に数字が出ている。
13日の西武戦(ペイペイドーム)では0-0で迎えた5回裏2死一、二塁から西武先発の平良が近藤への申告敬遠をベンチに要求した。結果的に柳田は意地の2点適時打を放ったが、あれだけ平良が近藤を嫌がっていたのは印象的だった。得点圏打率4割の近藤を柳田の後ろに持ってくるというのは打線活性への一つの手だと思う。
27年ぶりの9連敗。これだけ負けが続いているのだから、やはり何かをやっていくべき。中村晃と近藤を並ばせるというのもいいかもしれない。2人ともに選球眼が良く、打撃のしつこさは相手投手も手を焼くはず。フルカウントまで持っていく粘りの打撃もできる打者が2人続くのは投手に与えるプレッシャーは大きい。
1番打者の走力を上げるには三森の起用も大きなポイントになってくる。開幕から打撃不振に陥っていたが、今は打撃も良くなってきた。サヨナラ勝ちした6月24日のオリックス戦(ペイペイドーム)での9回1死二塁からの積極果敢な三盗。13日の西武戦(ペイペイドーム)で8回代走で出た際のスタートの切り方など走攻守においての「野球観」がいい。個人的には後半戦のキーマンになる男だと思っている。
とにかく連敗を止めなくてはならない。首脳陣も打線の復調には腐心しているだろう。チームとして相手を悩ませる「攻撃の徹底」は、さらに必要になってくる。(日刊スポーツ評論家)




