“宮城くん”が大人になった。オリックス宮城大弥投手(20)が、25日に20歳を迎えた。

「“年確”されてみたいですね。かっこよくないですか? (お酒を)飲む場合に(店員に)ちょっと良いですか? って言われて(確認証を)見せたい」

そう話していた“宮城くん”は作戦を実行しようとした。先週の仙台遠征中に、チーム宿舎近くのコンビニへ。胸をドキドキさせて、ショーケースに並んでいる缶を手に取ろうとしたが「まだ、時間が越えてなかったんです…」。24日夜だったため、危うくフライングになるところ。年齢確認されたいという願望はかなわなかった。

「お酒は買えなかったんですけど、するめ? いか? のおつまみは買って部屋に戻りました。大人の気分です」

作戦失敗したのに無邪気に笑うから、これまた面白い。

25日当日の楽天生命パーク。1軍投手陣最年少のため、荷物運びをするバースデーボーイは「あ…、お誕生日おめでとうございます!」と立ち止まって帽子を取ってくれた。くしくも記者も宮城くんと同じ誕生日。7歳上のこちらも「おめでとう~!」と返すと「今日、たくさんのおめでとうをもらいました。本当に有り難いです」とペコリ。長髪を一気に五厘刈りにしてみたり、自前のバリカンを買ってみたりと、愛すべきキャラクターだが、マウンドではすでに大人だ。

雨中の試合では、途中でスパイクを練習用に履き替えたり、プレートを踏む軸足の位置を変化したりする。左打者には三塁側、右打者には一塁側を踏む“変則タイプ”は最近は自由度を増して、打者によって微妙に変更を行っている。

今季17試合に先発し、11勝1敗で防御率1・99と好成績で堂々の新人王候補。オトナになった宮城くんは、“年確不要”なくらいの活躍を披露している。【オリックス担当=真柴健】