ソフトバンクが、また古く苦い歴史を掘り起こしてしまった。ロッテに4点差をひっくり返される痛恨の逆転負け。

90年以来、35年ぶりとなる開幕3連敗だ。ソフトバンク球団発足20周年の記念イヤーは何とも重苦しい幕開けとなってしまった。

まあ、勝負ごとだから負けはある。それでも3連敗だけは阻止したかったところだろうが、勝ち越しを許した8回の失点が2死三塁から杉山のワンバウンド投球が海野捕手のプロテクターに入る何とも珍しい奪われ方だった(記録は暴投)。ツキがないと言ってしまえばそれまでだが、やはりそれまでにピンチを作ってしまったことが伏線になっているのだから、これも「実力」と認めるしかない。さらに9回にも4番手尾形が痛恨の2失点。勝負は決まった。シーズンは始まったばかりだから借金3となった3連敗も、そう悲観することはないとも思うのだが、ベンチの雰囲気まで暗く沈んでしまってはいけない。

ゲーム開始からはベテラン中村が中心になってベンチでの声出しをしているという。中盤以降は中村も「代打」の出番に備えてベンチ裏で準備に入る。この3試合は試合中盤以降から展開が大きく動き始めている。どんな状況でもチームを鼓舞する「ベンチの力」は必要。グラウンドでの結果も当然ながら、若手を中心にもっと「熱いベンチ」の雰囲気作りも大事だろう。

4月1日からは北海道に乗り込んで日本ハムとの2連戦。ホークスとは対照的に新庄ハムは開幕から○○○の3連勝。引き分けを挟まないストレート3連勝はチーム63年ぶりの快進撃という。厳しい戦いは承知の上。「北海道で、気分転換で頑張りましょう」。王会長は悔しさを飲み込み気持ちを切り替えた。そう、ツキも流れも変えて行こう。

ソフトバンク対ロッテ 練習を見守るソフトバンク王球団会長(撮影・岩下翔太)
ソフトバンク対ロッテ 練習を見守るソフトバンク王球団会長(撮影・岩下翔太)